仕事から戻ってテレビをつけたら、五輪真弓さんが歌ってらした。
曲は大ヒットした 「恋人よ」 です。
80年代前半、 『枯れ葉散る夕暮れは~』 独特の低い声でのはじまりには
身を刺すような季節を感じたものでした。
ヴァイオリンの音色を耳にしただけで、懐かしさが込み上げてくる名曲に
しばし心を奪われました。
ホ短調の名作には、かぐや姫の「神田川」もありますが、どちらも
晩秋に合う切なさがありますね。
マラソン人が 行き過ぎる
曲の半ば、こんな歌詞があります。五七調での造語、かな?
いま観ても、とてもお洒落です。
そんな「恋人よ」をさかのぼること8年。
五輪真弓さんのデビュー曲が、本日のタイトル「少女」です。
72年当時、この曲を聴いたとき、なんとも言えない矛盾を感じました。
その世界観がイマイチよく理解できなかったんです。
かわいい仔犬たちが 年老いてゆくのを
でも・・
長年、誤解していたことに、先週ようやく気がつきました。
この物語にでてくる「少女」は、もう少女ではなかったんですね。